2000年2月28日

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今日は2年生の授業で、鏡を配って自分自身の「目・口・鼻」を細密デッサンさせてみた。
普段は、自画像なんて描かそうものなら一揆や暴動が起こりかねないのだがパーツを
描くのはOKなのだ。不思議。

「毎日鏡を見ない人はいないと思うけど、ひとつひとつを初めて見る物のように描いてごらん」
と提案する。みんな集中して、対象にくらいついた良い作品を描いてきた。

参考作品を提示したことで、ちょっとみんなそっちを意識しすぎた感があるけれど。
参考作品の「目・鼻・口」のデッサンを見て生徒は口々に
「これ巧いけど、なんかキモくなーい?」と言っていた。

悪かったな、それは全て僕が描いた僕のパーツだよ。
しくしく。

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2000年2月27日

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Car&Driverなる雑誌の取材で、城山湖に出かける。
湖は水が殆ど引いていて、どこか異国の採掘場のようだ。

カメラマンとライターのコンビでの取材で、えらく事務的に進んだ。
もうちょっとパッション見せてよ。

静岡のBKさんに久しぶりにお会いして
「web日記読んでますよ」と言われてびっくりする。

夜、電話帳で見つけた福生のバプテスト・キリスト教会へ行く。
初めて訪れたその教会は夜7時の礼拝だというのに、20人近くの人が集まっていた。

牧師さんは、ユダヤ教についてかなり研究されているみたいで、
「イスラエル人は日本に約1300人いるんですよ。
街の路上でアクセサリー売っている人達なんかは皆そうですよ。」
なんて話してくれた。

その他、神道とユダヤ教の類似点(神前結婚の儀式は、ユダヤ教のそれとそっくりらしい)
とか、アラブ諸国と石油取引のある日本では、(アラブ圏の圧力で)イスラエルの情報が
遮断されやすい事など、なんかもっと色々聞いたら面白そうだった。

うちに帰ると、ドアノブに新潟スキー帰りの隅君達からのお土産がかかっていた。
「お米チョコバー(コシヒカリ使用)」ごっつぁんです。

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2000年2月26日

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Kの家へ行く。

THE VEHICLE の江津くんも来ていて、鍋をつつく。
お腹減っていたので、がつがつ肉をつついてしまった。

モノ派の3人なので、モノ談義、ネット談義、
オンラインビジネスの展望などとりとめなく話す。

江津くんとは、同じ大学で同期だったのだと初めて知った。
なんだー、そーだったんだ。

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トラビスは相変わらず食い意地はっていたが、
可愛すぎるので、Kには内緒でこっそりかりんとうをあげて手なずけた。
うしし。

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2000年2月25日

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国営昭和記念公園でのマラソン大会3年生は参加しないので、例年と比べて気楽だ。
生徒は、公園内の一週4キロのコースを男子は2周、女子は1周走らなければいけない。

女子生徒の一人が、「あー、わたし女に生まれて良かった」と言っていた。
マラソンが半周で良かった時にしかそう思えないというのもちょと不憫です。

チェッポイントに立ち、通り過ぎる生徒に「がんばれよー」
なんてエールを送るのが僕の役目だった。

生徒は死にそーな顔して「はぁはぁ、あと何キロですかぁぁ・・」とか聞いて通過してゆく。
時々「あ、アモンだ。あもんー」なんて手を振って通過してゆくのもいますがなんだよ
「アモン」って。似てねーだろ。

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2000年2月24日

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ブラックジャックのハードカバー、第2巻を読む。

やはり、ずいぶん昔に読んだストーリーは今も胸に刻まれていることを再確認。
当時少年チャンピオンとかむさぼり読んでいた幼かった僕に手塚治虫によって
物語の種子が蒔かれ、それが有形無形に僕の中で育っていたのだと思う。

本当に珠玉の物語が多い。
ブラックジャックを乗せた旅客機がアラスカに不時着する話

その旅客機にはバイオリニストが同乗していて、
不時着でパニックの乗客達を自分の演奏で落ち着かせる。

旅客機の乗客達は、不時着地からエスキモーの集落まで吹雪の中を歩いて移動
しなければいけなくなるのだけれどその時、手荷物を機内に置いてゆけと言われるんだよ。

ブラックジャックは言われるままに、自分の治療器具を入れた鞄を置いてゆくんだけど、
バイオリニストは自分のバイオリン(ストラディバリウス)を置いてゆくことを断固拒否し、
持ってゆくんだけどそれが吹雪で吹き飛ばされてしまう。

そのバイオリンを探しに行ったことが原因でバイオリニストは凍傷になってしまう。
ブラックジャックは治療器具を入れた鞄を持っていなかったので
バイオリニストの治療がおくれて、指を切断してしまわなければいけなくなる。

だけどバイオリニストは取り乱すことなく、その指をバイオリンを失った雪原に
埋めて欲しいと願うんだ。

そこでバイオリニストはブラックジャックにこう言うんだよ。
「大切な物は決して手放してはいけない。あなたの場合は、治療器具を入れた鞄を
置いてゆくべきではなかった。」後に雪原の中から、エスキモーによってバイオリンは
発見されバイオリニストの指と一緒に雪の下に埋められたっていう話。

憶えてる?

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2000年2月23日

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青梅の駅周辺は、いまだ時間が止まったような佇まいの店が
青梅街道に沿って軒を連ねている。

今日、昼飯を食べに行った手打ちラーメンの店は、中にはいると店のおじいさんが
銅像のように突っ立ていた。だけれど耳が遠いので、いくら大声で呼んでも注文を
取りに来てくれなかった。

だけど、ここのラーメン屋とても美味いのだ。沖縄蕎麦のような、麺の食感。
だしの利いた、しょうゆ味のスープ。火であぶった、鴨のような舌触りのチャーシュー。
かなりイケてる。

街道と平行する細い筋には、江戸幕府の直轄地として栄えた当時の姿を想像させる
古い建物がいまだ残っている。

金物屋とか帽子屋、靴屋、婦人服店はそれこそ昭和博覧会見たいに見える。
これらの専門店って、商売は成り立っているんだろうか?なんて疑問が湧く時がある。

今の時代、町の婦人服屋にブラウスとか買いに行くご婦人とかいるのでしょうか?
だけど、この町は本当に面白い。こんど、ゆっくり写真でも撮りに来よう。

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2000年2月22日

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今日は入試の日
1時限目から試験会場の監督に入っていたのだが寝坊して滑り込みセーフ

ふー、やばいわ。

入試会場に監督官が遅刻したらシャレにならん。
慌ててマニュアルを読み返し、試験を開始した。

2時限目の試験中に、鼻がムズムズしだして花粉症爆発
受験生の鉛筆が走る音しか聞こえない静かな試験会場に
「ぶっふぇ-ん」とかいうくしゃみの連続炸裂音を響かせてしまった。

沈静化したからよいものの、これか英語のリスニング試験の時間だったら
試験中断になるところだった。おーこわ。

なんか、だめだめな日でした。

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2000年2月21日

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ビデオで、「ライフ・イズ・ビューティフル」(原題:La Vita E Bella)を観る。
ロベルト・ベニーニのコミカルな演技に、腹を抱えて笑い転げながらも
最後はガツンと泣かされた。大泣きです。

第二次大戦中にナチスの収容所に入れられたイタリア系ユダヤ人父子が
モチーフになっているのですが、収容所生活の非人道的な面をクローズアップするのはなく
息子のために命がけで嘘をつきとおす父親の姿が描かれている。

その嘘というのは、ナチの収容所の恐怖を決して息子に悟らせまいと
「楽しいゲームをしている」と信じさせる振る舞いのこと。

ふー、物語の良さにすっかりやられてしまいました。

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2000年2月19日

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Yahooオークションで赤いルーフトランクを落札した人が、
朝の9:30分に、松本からジムニーに乗って取りに来た。

松本から取りに来るのなら、その往復の交通費で新品買えばいいのに
なんて心配だったが、「ずっとこれを探していたんです!」とすごく嬉しそうだった。

落札額にさらに上乗せした金額で引き取ってくださり、
そのままジムニーの屋根に乗っけられて行きました。

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その後は、電動草刈り機を落札した人へ、梱包して発送する。
メールには「家を建てたので、庭仕事のために探していたんです」
と書かれていた。

こちらは庭のない家に引っ越すために、物置の物を大放出中なのだが
「捨てるなんとかに、拾うなんとかあり」といった感じ。

それにしてもまだまだ物置や天袋の物が片づかない。
一日そんなことをしていた週末だった。

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2000年2月18日

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無事成績会議終了
クラス全員の卒業が認められた。

どこかで祝杯をあげたい気分だったけれど
早めに家に帰り、ひとりでコーヒーをいれて飲んだ。

久しぶりに古いカセットテープをひっぱりだし、
カール・ストーンを聴いた。

叙情的なサンプリング

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2000年2月17日

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Yahooオークションにてトミカのレンジローバー落札
30才にもなって、ミニカーです。はい。

5才の時にトミーのプラレールに夢中になって以来
あまり精神構造に成長はみられませんでした。

今日は成績会議資料を尻に火がついた状態で完成させ、学年会議にのぞんだ。
明日の卒業判定会議ですんなり認められると良いのだけれど。

夕方に歯医者へ行く。

奥歯の治療なので、口を大きく開けなければいけないのだが、
実はむかしに「顎関節症」というのを患っていて、それ以来口を大きく開けるのが怖い。

「顎関節症」というのは、簡単に言うと顎がはずれちゃうことです。
これは体験せねばわからない恐怖で「顎がはずれたー」とかいうとなんか
コミカルな印象を受けるのですがじつは地獄です。

最近車のCMで、カバの顎がはずれるシチュエーションがあるのだけれど、
もう、そういうの観ただけで鳥肌が立ちます。ぞわー。

今日はなんか口が閉じられなくなる器具を口に入れられて治療されたのですが、
精神的な拷問を受けているような恐怖をおぼえ、背中に汗をかきました。

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2000年2月16日

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物置で眠っていたチノンの8ミリ(フィルム)カメラが、Yahooオークションで落札された。

昨年、某アンティークカメラ商に持ち込んだときは「いやーさすがにこれは・・・・」
と言われた品物で引き取ってもらえなかったのだ。

なにせ、もう「スーパー8」と呼ばれるフィルムは輸入でしか買えないし、
現像もアメリカの西海岸に送らなくてはいけない代物だ。

そんなわけで、オークションの「カメラ>ビンテージ」というカテゴリーに
3.000円程度で出品していたら結構注目され、最終的に9.500円での落札となった。

世の中にはコレクターがいるものである。
新しいオーナーのもとで大切にされてください。

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2000年2月15日

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職場で、「新保険のお知らせ」という事業団からの告知があった。

その名も「訴訟費用保険」。

大手損保会社共同開発の新商品なのだ。

概要は、職務追行に関連した個人に対して訴訟が発生した場合
民事訴訟に関わる費用(弁護士費用・敗訴の場合の賠償金)を
保険会社が支払うという画期的(?)な内容。

やれやれ、こんな保険が売られるようになっちまったのか。
その背景は、昨今の新聞ネタに目を通していれば容易に想像できる。

真っ先に5年前の大島の事例が思い出された。

全寮制だった、水産科の生徒間で先輩が後輩に対して、防波堤からのダイブを
「新入生恒例行事だから」と強要し、結果的に3名の高校生が波に飲まれて
命を落とすという事件があった。

当時、僕は神津島にいてこの事件は衝撃だった。

そのあと、遺族はその寮の舎監を経験した教員すべてに訴訟を起こしたのだ。

僕も、その高校に赴任していれば「生徒間にはびこっていた悪習を放置した。」
という訴えの元に被告になっていたのだろう。

この裁判において教育委員会からの後ろ盾は無かったと記憶している。
その他、個人に対して起きた訴訟の事例を思い出していたらキリが無い。

保険料(掛け金)は、月1.000円だそうだ。
ちなみに医師は月5.660円だそうです。

入っおくのが得策なんだろうか?
でも「入っていて良かった」なんて思うときが来るのもいやだな-。

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2000年2月14日

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午後は目黒の都立教育研究所へ、「新しいメディアを活用した教材開発」
と題された研究発表を見に行く。

というか、来年の同じ日、同じ場所には自分が立たねばならないので
あまり気楽な見物とはいかなかった。

会場は満員。そうそうたるメンバーも見に来ている。

講演者である研究員の先生も堂々たるもので、
パワーポイントを駆使して、プレゼンのごとく事例発表をしている。

内容もさることながら、「見せ方・聞かせ方」の完成度に結構関心。
むむむ。

関係ないけど、アップルコンピュータの基調講演とかって、
ジョブスがいつもジーンズで登場したりするのが結構かっこいいよね。

って、すぐにそういうスタイルばかりに目が行くのは悪い癖ですが。

新しい授業展開のあり方を提示するのって反発も多いんだろうな。
いやー、来年度はあまりすちゃらかな日々は送れないかもしれない。

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2000年2月13日

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**********

こころぼそい ときは
こころが とおく
うすくたなびいていて
びふうにも
みだれて
きえて
しまいそうになっている

**********

80年代最後の年に聴いた名曲「かぜのひきかた」
「つじ ゆきお」の詩に、矢野顕子の作曲と唄

風邪をひいたときはいつもこの曲が頭の中で流れるのさ。

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2000年2月12日

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花粉症と風邪が混ざったような感じでぼーっとする。

夕方、Hiwa氏から携帯に電話が入り、
彼の新婚家庭へお呼ばれ。

彼お手製のニョッキとリゾットをご馳走になる。
なんかこういうおもてなしって幸せ。

話題も尽きないので、あっという間に時間がったてしまった。
しかし、ちょっと風邪は進行したかも。

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2000年2月11日

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夜は実家へ行く。

67才の父親は、春にドイツへ行く話やら車を四駆に買い換えたいとか、
デジカメを買いたいとか、雪の北海道を旅したいとか、2年後にまた個展を開きたいとか、
好奇心だけは衰えることは無いみたいだ。
最近ではマウンテンバイクを乗り回しているらしい。

母親は、例のごとくやんわりと父親をセーブする役回りだ。
昔からそういうコンビなのだろう。

とにかくまあ、健康でいて下さい。

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2000年2月09日

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古代エジプトの絵描きは、人の「こころ」の形を想像した。
そして絵にすることを試みた。その形がおもしろいんだ。

平べったいリングの中に、先端が尖った風車のようなモノがある。
このセットが「こころ」のかたち。

罪を犯すと、その風車が回転して平べったいリングの内壁と摩擦をおこす。
だから「こころ」は痛いと感じる。

だけど、罪を犯すごとに回転するからやがてその先端はなめらかになる。
次第に摩擦しなくなり、「痛い」とは感じなくなるんだそうだ。

時々、昔聞いたその話を思い出す。

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2000年2月06日

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午後は、小笠原時代の友人、Y口さんのお招きで、
白金の隠れ家的茶室「千年菜館」にて、中国茶でのおもてなしを受ける。

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銀針茶・ジャスミン茶・翠玉(すいぎょく)茶、どれも香りが素晴らしい。
リラックス

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2000年2月04日

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時の流れに身を任せて喪の仕事。
夕方、ほんの一瞬だけ空が息を飲むほど美しかった。

雲がサーモンピンクの光を放つファーのようになった。
それは一瞬のことで、カメラを撮りに返りそこに戻ると、もうその姿は無かった。

木のシルエットが好きで、新緑の頃風に揺れるその姿ばかり、
8㎜フィルムに収めて歩いた。学生時代の頃だけど。

だけど今は、凛と静止した
冬の木立が一番好きだな。

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2000年2月01日

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今夜、桟橋には行かない。
あそこで人に別れを告げるのは嫌だから。

管をはずされたあなたは、あなたを生み育てた両親に付き添われて、船に乗るのだろう。
船は夜が明けるころ大島に着き、利島・式根・新島と順に寄港しながら終着港を目指す。

その先には、あなたの帰りを待つ多くの愛すべき人々がいるのだ。
風がなければ、船はジュリアの丘に立つ白い十字架が見守る前浜港に入る。

そこが、あなたの家だ。
僕はかつてあなたに「一度は家を出るべきだ」と言った。

だけど、こうも伝えるべきだった。
「人は何処にでも行ける。だけど、何処へも行けない。」
だから、人には隠れ家が用意されているんだ。

風が強すぎるときには、隠れ家にじっと身を隠してただ風が止むのを待てばいい。
耳を澄ましていれば、そよ風の吹く頃あなたを呼ぶ声を聞くことができる。

「あなたは、何処にいるのか」という優しい声。
だけど、あなたはその隠れ家さえ見つけることが出来なかったんだろう。

だから、風を全身に受けたままここへ帰ることさえ拒んだ。
でも、明日の朝にはあなたは自分の家で眠る。

あの島は、すべての人が同じ場所に眠る。
信心深い村の老婆たちは、一日も欠かすことなく朝の花を
その場所に集めることを僕は知っている。

今夜、桟橋には行かない。
棺に入り、船に乗るあなたを見送ることは出来ない。

だけど約束するよ。
いつかあなたが眠る家に、朝の花を届けに行く。

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