2000年3月11日
20000311

卒業おめでとう。
ちっともいい担任になれなくて、時にはがっかりさせたり、
傷つけてしまったこともあったと思う。ごめん。
ここからがまた新しいスタートです。
光が見えづらい時代だけれど、君たちが灯りを灯してください。
かけがけがえのない3年間を、みんなと共有できたことを
僕は一生忘れないでしょう。
さようなら。
また、いつか会いましょう。
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2000年3月10日
20000310

卒業式予行。久しぶりのホームルーム。
最後の通知票や卒業アルバムを手渡す。
みんな興奮気味。
新宿のタケオ・キクチにスーツを取りに行き、帰りにHMVに立ち寄り
ENIGMAとSPEECHの新譜を買う。
ENIGMAは、毎回ファーストの焼き直しというか自己模倣なんだけど
新作が出ると、つい買っちゃうんだよな。
SPEECHの新譜は最高
「買い」ですぞ。
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2000年3月09日
20000309

今学期の生徒作品を採点しつつ点票をつける。
採点をしながら、来年度1年間は彼らの作品制作に関われないのかと思うと寂しくなった。
夜、携帯に都高教執行部・青年部長のトガシ君から電話が入る。
昨日の「怒り」の事情を説明し、今後の対応や要望を伝える。
明日、さっそく執行部にその旨伝え、動いてくれるとのこと。
まあ、直接僕に関わりのあることじゃないんだけどね。
あー、なんかでも彼に借りを作っちゃうとまた脱退しづらくなっちゃうな。
でも、退めるったら退めるんだい。男に二言はないぜ。
明日は、卒業式の予行。たかが予行なのに、なんかドキドキする。
早くも興奮気味
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2000年3月08日
20000308

教職員組合を脱退することを決めた。
いい加減愛想がつきた。
もう徒党を組む時代は終わった。
曖昧な「仲間」という観念や幻想からはおさらばだ。
組織に頼れる時代じゃないんだよ。
たしかに 一人じゃ生けてはいけないけれど、自分自身の感性で、
信用できる人間をを見抜いて尊敬と信頼を互いに築いて繋がってゆくしかないんだ。
悶々とした迷いがふっとんで、すっきりしたよ。
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2000年3月07日
20000307

朝に飲んだ花粉症の薬が強烈に強い。
効きすぎて、会議中も眠くてしょうがなかった。
なんかフラフラ。
卒業式の会場づくりをする。
会場の体育館にビニールマットを敷いたりパイプ椅子を並べたりの
肉体労働で午前中が過ぎた。程良い疲労感。
昼は、「ステーキのどん」で満腹食べてしまいもたれる胃袋をかかえて山ほど残っている
書類に手をつける。が、いつの間にか机に突っ伏して寝てしまっていた。
はっ、と我に返る。
あぶねー。書きかけの通知票にヨダレたらすところだったわ。
高校生活最後の通知票が担任のヨダレ付きだったら、一生の想い出になりますな。
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2000年3月06日
20000306

午後は目黒の都立教育研究所へ。
来年度の研究に関して、服務や諸々のことに関するガイダンス
その後、水道橋のセンターへ、指導主事と共に移動する。
今年度の研究生から、引継を受ける。
1年間の研究スケジュールの流れからコーヒーメーカーの使い方まで。
来年度、配属される研究室からは外の景色が見られない。
中央が吹き抜けになっているビルなので、向かいの部屋が見えるだけだ。
外の景色が見えないと、自分が密封されているような気持ちになる。
19時前に引継を終え、帰りに新宿に立ち寄る。
今週末に迫った卒業式のために、スーツを新調したかったのだ。
閉店間際のタイムズ・スクエアに駆け込む。
Vゾーンが狭くて、シンプルなデザインのスーツが好きなので、タケオ・キクチで
黒のスーツを選んだ。直しも、式の前日には出来上がりそうなので一安心。
帰りの電車では、今月中に2000字でまとめなくてはいけない研究計画書の事など考える。
少し、身が引き締まる思いがした。
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2000年3月05日
20000305

朝起きると、コビが家出していた。
明け方に、悶えるような鳴き声で起こされたのだが無視して寝ていた。
朝起きると、いくら呼んでもいない。庭に面したガラス戸を開けて外出した模様。
今朝はなんだか春の気配がするのだが、コビは毎年この季節になると興奮してしまうのだ。
「避妊手術されたぐらいじゃ、私の中の女は消えなくってよ」そんな感じで鳴くのである。
とにかく、どこかで車に轢かれたり遠くへ行って帰れなくなってしまったら大変なので、
おびき寄せるための餌を持って探索する。
家の前をぐるりと見回しても見つからないのでどんどん蒼ざめる。
ブリーフに、トレーナー羽織ったままの姿で「こびぃー」とか言いながら徘徊する姿は
ご近所さんから見たら、かなりやばかったかも。
しばらくして、庭のハーブ花壇の茂みに潜伏しているのを発見。
事なきを得た。「あら、見つかっちゃったわ」みたいな顔していました。
こやつめ、心配させやがって。
午後は修善寺までチェンバロを引き取りに行く。
帰りに長岡に寄って、日帰り露天風呂で骨休め。
のんびりして行きたい気分だったけれど明日も仕事なので、
行楽渋滞の列にまぎれて家路を目指した。
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2000年3月04日
20000304

ビデオで「エネミー・オブ・アメリカ」を観る。
「現在のハイテクやIT技術で、こんなに個人のプライバシーを監視できるんですよー。」
といった感じの、映像博覧会に、無理矢理ストーリーくっつけたような映画だった。
「自分の情報って、確かにどこにどう漏れてるかわからんな。」という気持ちにさせくれる。
アトラクションとして面白かった。
夕方から小作の「花丸」にて、新島へ行ってしまうタカノさんの送別会。
久しぶりにアマンさんやウメタニさんと会う。ウメタニさん、好きなんだよな。
都心の某伝統校へ転任してしまった、東大卒の英語教師なんだけど
すっごく人間くさくて、飲むと聞ける話がたくさんある。
今日も結構炸裂していた。帰り際に「もう一軒いくぞ!」と言われたが、
そそくさと一次会で失礼する。また、4月からは都心に出るのでそのときには、よろしく。
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2000年3月03日
20000303

昼食をとりに外出した後、職場に戻ると、来客用の駐車場にやばーい感じの
車が停まっていた。 真っ黒のY31セドリック
シャコタンでディッシュ型のホイールに扁平率40位のタイヤを履いている。
エンブレムは金メッキで塗装されていて、ウインドウは全面真っ黒のスモーク・フィルム
運転席・助手席にはヒラヒラとボンボンのついたビロードのカーテン
ダッシュボードにホープの空き箱が並べられていて、後ろを見ると
マフラーが竹槍のようにそそり立っている。
80年代博物館(というのがもしあったなら)に収蔵しても良いくらいのヤンキーカー
「あっらー」とか言って眺めていたら「センセイ久しぶりじゃんっ!」と後ろから声をかけられた。
昨年卒業したN太だった。
「いいっしょ、俺の車!」
相変わらずのパンチパーマである。こんな、ビーバップ・ハイスクールなヤツも
最近では珍しい。在学中も、一人でボンタンを履いていた。
「最近、結婚したんすよ。これ俺のオンナ」と言って奥さんを紹介して貰った。
今日はそのご挨拶だったらしい。律儀なヤツである。
耕耘機3台分みたいな排気音で去っていくN太を見送る。
たしかアイツの親父さんは警官で、自宅が駐在所になってるんだよな。いいのかなー。
交番の車庫にあんな違法改造車がとまっていて
などと思いながら手を振った。
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2000年3月02日
20000302

大切にしていたリングを失くしてしまった。
いつのまにか、僕の指をすり抜けてしまったのだろう。
日々細々とした物を寄せ集めたりしながら、それらを積み重ねたり、
守るようにして生きているけれど大切な物を失うのは一瞬のような気がする。
失ってしまったら、決して代わりののないもの。
何かと交換したり、代価として得た訳ではなく一方的に与えられていたもの。
失ってからかけがえのなさに気づく。
大切な物はいつだってそうだ。
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