2006年5月28日
ブリュッセル ベルギー 其の二
ベルギー・ブリュッセルの中心部、グラン・プラス
文豪ビクトル・ユーゴが「世界で最も美しい広場」と賞賛したのも納得
この広場でひときわ高くそびえているのが市庁舎、繊細で美しい建築です。
その裏手にあるエチューブ通りの片隅に、ブリュッセル名物の小便小僧の像がありました。
観光客が殺到していて、近づけないほどの人気
皆さん、そんなに好きなのね、小便小僧。
生誕600周年だそうです。
ベルギーの歴史の証人ですな。
洋服屋さんで売られていた、小便小僧ネクタイ、ちょっと欲しかった。
お土産やで売られていた小便小僧コルク抜き
趣味悪すぎ(笑)、これは欲しくなかった。
夕食を共にしたベルギー在住のIさんが「小便少女って知ってます?あるんですよ。フフフ」
と行って、案内してくれたレストラン街の路地裏にそれはありました。
盗難防止のため、南京錠が5つも掛かっていました。
こちらは1985年生まれ、ガイドブックにも出ていないので
ブリュッセルを訪れる方は自力で探し出してみて下さい。
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投稿者:uttie | コメント (2)
2006年5月27日
存在の耐えられない哀しさ
Iさんが車でベルギー北部の古都、アントワープへ連れて行ってくれました。
途中、パリからTGVでやって来たK君も合流
真っ先に目指すはノートルダム大寺院
そこにはルーベンスの最高傑作といわれる祭壇画「キリストの降架」があるのです。
よみがえる記憶は、30年以上前(当時5歳)に観たアニメ「フランダースの犬」
ラストシーンで、ネロ少年と愛犬のパトラッシュはこの教会、この絵の前で息絶えたのね。
(ネロとパトラッシュは寄り添い合って)
「パトラッシュ、疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ。パトラッシュ……」
(7人の天使がふたりを迎えに来る)
なんていうラストシーンを思いだしていたら、思わず泣けてきた。
幼少期に刷り込まれた記憶ってすごいわ。
ノートルダム大寺院のミュージアムショップにはこんなステンドグラスが・・・
しかも日本語表記かよ!日本人だけ泣かそうっていう魂胆だな。
アントワープ郊外にある、ホーボーケンという小さな町(ネロが育った町)に
ネロとパトラッシュの銅像があるというので、男三人で観に行きました。
銅像なのに、後ろからみたシルエットが哀しげ過ぎます。
正面から見たネロ少年、表情から希望のかけらも伺えません・・・
もともとはこの銅像、ノートルダム大寺院の前におかれていたそうですが
存在が哀しすぎるので、この郊外の町に移されてしまったのだとか・・・
銅像になってもやはり哀しいネロとパトラッシュでした。
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2006年5月26日
ブリュッセル ベルギー 其の一

ミラノは夏の陽気だったというのに、ベルギーの空港に降り立つと
鉛色の空から思い雨粒、そして体を震わせる強い風

郊外の空港からブリュッセル市内へ向かうバスからは発電所の煙突がみえた。
イメージしていたフランドル地方の古都とはあまりにもギャップがある光景

市内に入って、南駅で地下鉄の路線図を見ていたら
通りがかりのアフリカ系の男に鞄をとられそうになった。

予約していた安宿の場所がうまく見つけられずに、
いつのまにか、雨降るトルコ人街を彷徨っていた。

やっとのことでたどり着いた宿で一息入れてから、
メトロに乗って王立美術館へ出かける。

板の上に描かれたため、非常にもろく門外不出となった
フランドル絵画が、この美術館では大切に収蔵されている。

クラナッハのアダムとエバ

ブリューゲルが描く聖書の世界、あげればきりがないほどの
名画が、500年の時を経て今も大切なメッセージを伝えていました。
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2006年5月22日
コモ湖畔
ピアツェンツア、そしてミラノと土曜と日曜の2日間に渡って行われた
丁讃宇(ジョン・チャヌ)さんのコンサート
その感動も冷めやらぬまま翌朝、丁讃宇(ジョン・チャヌ)さんご一行を
空港までお送りするために、ホテルまでお迎えに行く
ホテルの一室で、ご一行とコンサートの恵みを振り返る感謝の時をもち
ジョンさんからサイン入りのCDや書籍などをプレゼントされ、いたく感激
ミラノ・マルペンサ空港でご一行を無事に見送った後、日本からいらしている
I夫妻と一緒に湖水地方の町、COMO(コモ)へ

いつ見ても美しいコモのDUOMO(中心教会)のファザード

町の広場にはアレッサンドロ・ボルタ(Alessandro Volta)さんの彫像があります。
イタリア、コモ出身の自然哲学者(物理学者)で生物電気の正体を解明し電池を発明し人です。
電圧の基本単位の名の[ ボルト ]は、このアレッサンドロ・ボルタさんが由来なんだそうです。

Iさんご夫妻が、以前住んでおられたという、山の中腹にある小さな村を訪問しました。

コモ湖を見下ろす静かなお家に、ご夫妻は住んでいたそうです。

自分の記憶の中の風景のような、時をとめた小径がありました。
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2006年5月20日
ジョン・チャヌ コンサート
ジョン・チャヌコンサート(Jung Chanwoo)のために備えてきましたが、
ついに当日がやって来ました。

早朝、ミラノのDUOMO(大聖堂)の前で、気合いを入れる(?)ジョン・チャヌさん
この日、お互いの経歴についてお話ししていて驚くべき事実が発覚
ジョン・チャヌさんは僕がかつて教員をしていた芸術高校に当時在学されていた
生徒さんのお父さんだったのです。
その生徒さんが、卒業される年に僕も退職したのですが、卒業懇親会などで
じつはすでに会っていたのでした。不思議な巡り合わせです。

クレモナで、ストラディバリ博物館などを見学
その後コンサート会場のピアツェンツアへ

小さな教会でのコンサートでしたが、会場は立ち見も出るほどの熱気
魂が震えるような、素晴らしい演奏でした。
アンコールの拍手も鳴りやまず、ジョン・チャヌさんのメッセージが
聴衆の深いところに届いていることが伝わってきた夜でした。
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2006年5月13日
ご近所のアントニエッタさん

近所に暮らすアントニエッタさんが夕食に招いてくれました。

プリモ(一皿目)で出てきた、パルミジャーノチーズとイクラのリゾット美味しかった!
イクラなんてミラノでも売っているの?と訊ねたら、売ってるけど高いのよ!とキッパリ言われました。

食卓からのお裾分けに預かろうと、必死の視線で懇願する
アントニエッタ家の黒犬、ミッキー君

食後のデザートを食べた後、アントニエッタさんは
「あー、最近なんか疲れやすいの、今晩はもう寝るわ、チャオ」
と寝室に行ってしまいました。でも、決して無礼な感じはないのだ。
アントニエッタさんとって人を招くことが特別なことではなくて、自然体
気張っていない温かなおもてなしを受けたことが嬉しい夜でした。
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2006年5月11日
動物たちの視線
ん?なにやら視線を感じる、と思って振り向けばトラム(路面電車)のラッピング広告
ペットフードの宣伝なのだけれど、窓ガラスにもラッピングが施され
猫や犬たちが通りをじーっと眺めておりました。
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2006年5月09日
交通事故と野次馬

近所の通りを車で走っていたら、何故か大渋滞
案の定、そういうときには交通事故が起きています。

事故そのものが渋滞の原因になっていることは少なくて
ドライバーが一度車をとめて「事故をジロジロと眺める」のが原因なのです。

事故の周りは、大抵いつも人だかりで「いやー、アレはあの車が悪かったよ。」とか
「私がみたところ、事故の原因はアレだね。」とか熱く議論が繰り広げられていたりします。
ラジオの交通情報なんかでも「どこどこの道路で交通事故があり、渋滞しています。
ドライバーはジロジロ見ないで通り過ぎて下さい。」とか言っていたりする訳です。
かくいう私も、今ではイタリア人よろしくジロジロ見るようになってしまい、
こうして、こっそり撮ったデジカメ画像もある訳ですね。
お後がよろしいようで・・・・
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2006年5月07日
愛犬虐待容疑

その日は日曜日で、教会の礼拝に出かけるために車で家を出て、その途中
僕の説教原稿を翻訳してくれるTさんのうちに寄り、打ち合わせをしていた。
用件も終わり、Tさんの家を出ようとしていた矢先、
Tさんの家のインターフォンが鳴ったのだ。
インターフォンにはテレビモニターが付いていて、
なんと警察官二人の顔が・・・・
そして、その警察官はこういったのである。
「そこに、日本人のノブユキ・ウチムラはいるか?」
わお、ついに○○のことが発覚したか!と思ったのは嘘で
僕はすぐに何のことだか、ピンと来た。ハンナだ。
僕は愛犬のハンナを、自分のワゴン車のケージに置いてきた。
そして、今日は五月晴れの天候、これはアレですよ。通報
時間としては、僅か30分くらいだったのだけれど、
北イタリアの法律(動物愛護法)で、犬だけを車内に残してきたらイカンのです。
もちろん、そんな法律が無くたって、炎天下の下に車を駐車したら
車内温度が急激に上がるので、車内放置は気をつけなくてはいけないこと。
だから、僕もTさんと打ち合わせしながらハンナのことが気になっていたのです。
そして、車に残されているハンナを見つけた近所の人が、即警察に通報したというわけ。
慌てて車のところまで駆け戻ったら、もう警察(しかも憲兵隊)の
パトカーが横付けされていて、野次馬の人々が集まっている。
そして、僕が車の中からハンナを出してあげるなり
「まー、かわいそうにねー、ほら水よ!」とかいっておばさん達が集まってくる。
もう、完全に動物虐待の現行犯って感じで、針のムシロでした。
ハンナを心配してくれた人々にお詫びとお礼を言って帰ってもらい
その後、お巡りさんから叱られて、その後無罪放免となりました。
身分証明書なども一度は提出させられたのですが、長時間ではなく
宣教師が教会へ向かう途中の出来事であることが理解され、注意ですんだわけです。
それにしても、愛犬ハンナに対する虐待容疑がかかるとは泣けてきますね。
僕の明らかな不注意と過信があったわけで、今回のことはいたく反省
ちなみに、同じ北イタリアのビチェンツァ市では海鮮レストランのオーナーが
ロブスターを氷の上に乗せていたことで逮捕→有罪→罰金10万円の判決が出たばかり
CNN日本版 でも紹介されていました。
この法律が日本に適用されたら「かに道楽」なんて廃業処分ですな。
トリノ市では、1日に少なくとも3回、犬を散歩に連れて行かない飼い主には
罰金500ユーロを命じる条例が制定されているので、飼い主もなかなか大変です。
僕も気を引き締めて、愛犬ハンナと暮らしていくことにします。
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2006年5月02日
不完全なレクイエム

ミラノにある、通称双子オルガンの教会(Basilica S.Maria delle Passione Milano)
にモーツァルト(Mozart)のレクイエムを聴きに行きました。

レクイエムは、モーツァルトの遺作であり、また未完の作品であったことで知られています。
僕自身、本当に思い入れの強い作品であります。
レクイエムというと、神学的な解釈からいえば「煉獄」って本当に聖書的なものなのか?
という論議があるのですが、ここではその論議にあえて立ち入らないことにします。

モーツァルトのレクイエムとして、通常コンサートやCDなどで知られているものは
弟子のジュースマイヤーが完成させた楽譜(ジュースマイヤー版)によるものが
多いのではないでしょうか?僕の手元にあるレコードやCDは殆どこれです。
しかし、今夜のコンサートはモーツァルト自筆の未完成版スコアによる演奏だったのです。
素晴らしい演奏でした。耳を傾けていくうちに、僕自身が音とシンクロして
教会に溶け込んでいくように感じたのです。
先に述べた、神学的な論争を飛び越えて、そしてモーツアルトの自我を
押しつぶすようにして天から降りてきたような音楽です。
モーツアルトは、確かに晩年、神と対話をしながらこの曲を描いていたのだ。
そう思った矢先、突然演奏が途絶えて、ピシャリとした静寂に教会が包まれました。
モーツアルトが残した楽譜は、そこで筆が途絶えていたのです。
長い沈黙の後、教会に洪水のような徴収の拍手がわき起こりました。
その夜、僕は音楽を言葉で表すことはきっと困難なことだろうなと思いながら
その教会を後にしました。
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2006年5月01日
カルロッタ邸
天気の良いメーデーの休日Rさんから電話があり
「コモ湖畔に素敵な庭園があるので見に行きましょう。」というお誘い
ご主人のカルミネさんが運転する車でコモ湖畔の町トレメッツォ(Tremezzo)
の集落のはずれに佇むカルロッタ邸(Villa Carlotta)へ到着
カルロッタ邸は見事な庭園ともども13世紀にクレーリチ侯爵marchese Clerici
によりつくられ、後代に手が加えられていったそうです。
カルミネさんに連れられて、ご機嫌なハンナ
見事な風景の庭園は、150種以上のシャクナゲや
ツツジが咲きほこっていました。
この庭園には、世界各地へ宣教に行った宣教師達が
各国から持ち帰った植物が育てられているのだそうです。
そんなわけで、南米や亜熱帯のシダ植物なども豊富で
ひとつひとつの植物の造形に見惚れました。
庭園は、神がかたちづくった芸術作品を整えた美術館のようです。
旧約聖書の創世記には、神が自分が創られた自然をみて
「すっごくいいね!」と言ったと記されています。
僕も、愛に満ちた自然の造形に触れるとき、そう叫びたくなります。
「すっごくいいね!」
日本の植物も多数植えられていて、敷地内には竹林もあります。
宮殿からは、コモ湖が見下ろせます。
ミラノ近郊にお住まいの方はには是非オススメのカルロッタ邸
下記に情報を記しておきます。
Villa Carlotta
Via Regina 2
Tremezzo 22019 (CO)
Tel:0344-40405
Fax:0344-43689
email: entevillacarlotta@tin.it
web-site: www.villacarlotta.it
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