大きな夢と希望を抱いて、念願の保育士になったとしても、当初、思い描いていたような理想的な保育士生活が送れるわけではありません。
現実はとても厳しく、過酷で容赦のない毎日が待っていることでしょう。
どうしても辛ければ、転職して他の仕事を探すことを検討しても良いかもしれません。
しかし、すぐに転職して逃げてしまうのではなく、これから、この記事の中で、私が紹介していく3つの解決方法を試してみてからにして下さい。
実際に保育士をしていた私自身の体験から、保育士になりたての1年生保育士が直面するであろう課題の解決方法について詳しく書いているので、とても役に立つ有益な情報源になると思います。
保護者を味方につける
保育園内での人間関係は、とても複雑で難しいです。
一癖も二癖もあるような先輩保育士がいたり、絶対に首を縦に振ることがないお局様がいたりするような保育園もたくさんあります。
そのような人達に取り囲まれて働いていたら、どんなにやる気に満ち溢れて就職した保育士であったとしても、生気を失ってしまうのは時間の問題でしかありません。
新人保育士がたった1人で果敢に立ち向かっていったところで、関係性が改善されるどころか、ますます険悪な状況になってしまうのは、火を見るより明らかです。
そんな時には、保護者の方々を味方につけることを私は強くおすすめします。
職場の人間関係が硬直化してしまっていて、誰にも相談する事ができないような悲惨な状況になっているとしたら、職場の人間関係ではない外部の人間関係に頼ると良いでしょう。
外部の人間関係と言っても、まるで全然関係ない人に相談を持ち掛けてみても、いまいち状況が把握できないので、保育園の現状をよく知っている第三者を選んで相談を持ち掛けてみることが大事です。
他園の保育士に相談する
類は友を呼ぶというように、保育士になると、保育士の友達が増えます。
地域でのイベント行事の開催が重なったり、保育士同士のコミュニティーに参加したりしているうちに、他園の保育士との繋がりができるようになっていきます。
そうすると、自分が勤めている保育園と他園との相違点が浮き彫りになってくるので、色々と疑問に感じる点を他園の保育士と共有できるようになっていきます。
つまり、閉鎖的な空間の中で、自分1人だけで抱え込んでいた深い悩みを同業の保育士と一緒に共有できる状態にすることができるのです。
やはり、保育士特有の悩みは、同じ仕事をしている保育士の人に聞いてもらった方が、解決への道のりも近くなります。
また、同じ保育園の中で相談すると、相談した相手が口の軽い人だったりした場合には、相談内容が筒抜けになってしまって、かえって相談する前よりも居心地の悪い状態になってしまう可能性も否定できません。
しかし、他園の保育士に相談する分には、その心配もないので、安心して深い話もすることができます。
ですから、地域でのイベント行事や保育士同士のコミュニティーが開催されていたら、積極的に参加して、仲間作りをしておくと、いざとなった時に助けてくれることでしょう。
公的機関に相談する
私がおすすめする最後の手段は、「公的機関に相談する」ことです。
国や各都道府県でも相談窓口は設置されていますし、司法機関なども積極的に相談しやすいようなオープンで開かれた体制を整備してくれているので、安心して駆け込むことができるようになっています。
手帳やメモ帳などに電話番号やメールアドレスなどを記載した一覧表を作成しておいて、最終的には、公的機関に相談を持ち掛けようという腹積りでいれば、多少の辛さは乗り越えていくことができることでしょう。
実際に、公的機関に相談したら問題が解決したという事例は山ほどあるので、にっちもさっちも行かなくなって、行き詰まりを感じてしまっているようだったら、思い切って相談を持ち掛けてみるのもいいでしょう。
自分では思いも寄らなかった解決方法を提示してくれるかもしれません。
まとめ
保育士という仕事は、側から見ているのとは違って、非常に過酷で大変な仕事だと私は思います。
保育士になりたての1年目の人が抱えられる仕事量には限界があり、キャパシティを越えてしまった時には、信頼できそうな誰かに相談をすることが問題の解決の糸口になります。
この記事では、保育士1年目の人が、仕事の中で問題に直面した場合の具体的な解決方法を3つ紹介してきました。
もし、保育士になって、理想と現実の狭間に立たされて、途方に暮れてしまった時には、この記事で紹介してきた3つの解決方法のいずれかを使って、大きな壁を乗り越えていってほしいと思います。
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